栄養 運動 休息で健康になる。 ~まさの遅発性ジスキネジア治療体験~

2009年に向精神薬の副作用でジスキネジアを発症してから、根治を目指して様々な取り組みを実践中!

市販のパンを辞めるだけで全身性ジストニアが改善

facebookジストニア関連のグループに、

マーガリンとショートニングの入ったをパンを辞めて

全身性ジストニアが改善したとの投稿がありました。

 

facebookアカウントをお持ちで、

興味のある方は是非参照してみて下さい。

https://www.facebook.com/dyskaizen2017/posts/1168956299913599

 

facebookアカウントをお持ちでない方のために、

投稿内容を引用したものを掲載しておきます。

全身性ジストニアで歩くのも大変だった30代の男性
市販のパンを止めて(マーガリン、ショートニングが良くないと聞いて)一ヶ月
硬直がとれて体が楽になったそうです。
杖をついて歩いていましたが、杖無しで歩けるようになりました。運動も出来るようになったそうです。
他にやった事は針治療を2回
薬は沢山飲んでいます。状態良くなってきたら少しずつ薬も減らせると良いですね。

 

この内容によると、

マーガリン、ショートニングが体に良くないと聞いて、

市販のパンを食べるのを止めたと書いてあります。

 

私の鍼治療の経験や、

ジストニア患者の掲示板での他の方の報告から、

鍼治療を二回受けただけでここまで改善する事は稀なので、

ほぼ間違いなくパンを食べなくなった事が、

改善の大きな要因と思われます。

 

パンには、神経の働きをおかしくする可能性がある糖質も多いので、

糖質を摂らなくなった事が功を奏したのか、

マーガリン、ショートニングを摂らなくなった事が功を奏したのか、

ハッキリとしない内容ですが、

糖質とマーガリン、ショートニングがたっぷり含まれた、

市販のパンを減らす事で、

ジストニアの症状を改善出来る可能性が示されました。

 

全身性ジストニアだけでなく、

他のジストニアでも試してみる価値はあると思います。

 

この投稿を読んで、

私は、全身性ジストニアについて、

糖質の過剰摂取による慢性的なビタミンB1不足(脚気)によって、

神経の機能がおかしくなった事で発病した可能性と、

マーガリン、ショートニングによって、プロスタグランディンという重要な微調整ホルモンの分泌を慢性的に阻害されて、

神経の機能がおかしくなった事で発病した可能性の

両方を疑っています。

 

この根拠となるサイト2つと、

文献を2つ紹介したいと思います。

 

まずは、 「Organic Life Circle」さんのサイト。

 

ビタミンB1の働きや、

欠乏した時の症状が分かりやすく書かれています。

 

また、アメリカやカナダでは、

精製された小麦粉は、

ビタミンB1欠乏症が起こらないよう、

法律でビタミンB1を必ず添加するよう

義務付けられている事が紹介されています。

 

そして、日本ではビタミンB1を添加する事を義務付ける法律が無く、

給食用の小麦粉にはビタミンB1が添加されている事が紹介されています。

 

このサイトで書かれている事を知った時、

日本のパンを食べ過ぎると、

ほぼ100%ビタミンB1不足になって、

神経障害の症状が現れる可能性が高くなるだろうなと感じました。

 

私も、過去には、毎日大量のパンと白米を食べていて、

ジスキネジアの症状が出る少し前から、

激しい胸の痛みや、午後に激しい眠気に襲われる症状に、

悩まされていました。

 

今は、パンは一か月以上口にしていないし、

白米は一日、ごはん茶碗半分くらいです。

そして、胸の痛みも午後の激しい眠気も今は全くありません。

blog.goo.ne.jp

 

 

次に、栄養療法に詳しい、精神科医の藤川徳美先生のブログ記事をご紹介します。

 

こちらでは主に白米について書かれていますが、

白米や全粒粉以外の小麦粉のような精製糖質が、

代謝される時に、ビタミンとミネラルを沢山消費する事を紹介してくれています。

 ameblo.jp

 

 

次に、ビタミンB1不足で起こり得る事について、

オーソモレキュラー医学入門から引用します。

 

ビタミンB1 = チアミン

 炭水化物 = 糖質

 

炭水化物はチアミンがなくては代謝されない。

 

ピルビン酸が蓄積して毒性レベルまで高まり、

乳酸アシドーシス(乳酸血症)をきたす症例もある。

 

脚気は極東の風土病ではあるのだが、

極東以外の地域であっても、

アルコール依存症、呼吸不良、重度の下痢、抑えが効かない嘔吐といった症状を持つ人々に

チアミン欠乏による脚気をもたらし得る。

 

欠乏の初期症状は疲労感、体重減少、食欲不振である。

 

後に、消化器症状や下肢にチクチクする痛みや感覚異常のような神経学的特徴が現れる。

 

食事の栄養改善のないまま何年間も経過すると、

慢性的な乾性萎縮性の脚気が起こる。

 

患者は下垂足(足の屈筋の麻痺によって起きる、足首から下の部分が下方向に垂れたままになる症状)、

尖足(アキレス腱が縮み、足の甲側が伸びて、足の先端部が足裏の方向に曲がったまま拘縮(こうしゅく)を起こして元に戻らなくなる症状)、

声帯の麻痺といった神経筋障害の病理像を示す。

 

頻脈(ひんみゃく)が常に存在する。

 

脚気がよくある国で母乳で育てられた乳幼児は

非常に危うい状態にある。

 

便秘、嘔吐、腹部鼓脹(腸管内や腹腔(ふくくう)部にガスが充満し、腹部がふくれあがった状態)といった症状に苦しみ、

号泣発作や落ち着きのなさも見られる。

 

ひきつけ(小児が起こす一時的・発作的な全身性の痙攣)が起こることもある。

 

引用元:エイブラハム・ホッファー アンドリュー・W・ソウル 「オーソモレキュラー医学入門」 論創社 153~154ページ

 

 

次に、マーガリン、ショートニングの害について、

三石 巌先生の著書より引用します。

マーガリンやショートニングが有害だという理由は、

単にそれが酸化しやすい脂肪を使っているという点ばかりではない。

 

これらの代用食品は、

もっと重大な危険をはらんでいるのである。

 

マーガリンやショートニングの原料となる

魚の脂肪や植物油は、

常温では液体になっている。

 

したがって、そのままではバターやラードの代用にすることができない。

 

そこで水素を添加して融点を上げ、

常温で固まるようにしたのがマーガリンとショートニングである。

 

ここで問題になるのは、

水素を添加したときに分子の立体形が変わってしまう点である。

 

そこが、バターやラードとは本質的に異なる部分である。

 

かつてドイツで、クローン病と呼ばれる難病が多発して

社会問題になったことがある。

 

口から肛門にいたるまで、消化器官全体に潰瘍を起こすという恐ろしい病気である。

 

しかも自己免疫を起こしてしまうから、

極めて治りにくい。

 

少し快方に向かったと思っても、

自分の免疫システムがそれを「悪い状態」と判断して、

自分の体組織を攻撃しはじめるからである。

 

では、マーガリンの何が有害なのか。

 

それについて私は以前から、

こんな仮説を持っていた。

 

分子の立体形が変わったために、

体内でプロスタグランディンを作れなくなることが、

有害性を生む要因ではないかというものである。

 

そして最近になって、

イギリスの学者の論文に、私の仮説とほぼ同じことが書かれていた。

 

プロスタグランディンとは、

すでに何度か本書に登場したが、

血圧や血液の粘度などさまざまな体機能を微調整するホルモンである。

 

不足すると喘息や脳梗塞などにもつながる、

極めて重要な物質である。

 

たとえば、陣痛促進剤にはこのホルモンが使用されている。

 

本来は、陣痛が起きるべきときになるとプロスタグランディンが体内に作られるのである。

 

この物質は過酸化物なので、

長く体内にあると害をもたらすことになる。

 

しかし、まったく作られないと微調整ができない。

 

諸刃の剣のような物質というわけだが、

生体は合目的的にできているので、

その危険を避けるために、プロスタグランディンは生成されて一~二分もしないうちに素早く働き、

たちまち消えるようになっている。

 

このプロスタグランディンの生成を、

マーガリンやショートニングといった硬化油が

邪魔をするのではないかと私は考えていた。

 

もちろん、ヤマカンや当てずっぽうでそう考えたわけではない。

 

理論的に考えていけば、必然的にそうなるはずだと推論したのである。

 

その仮説が、イギリスの学者の研究によって、

実証されることとなった。

 

引用元:三石巌「医学常識はウソだらけ」祥伝社黄金文庫 211~214ページ

 

引用は以上になりますが、

参考になれば幸いです。

Nアセチルシステイン(NAC)で遅発性ジスキネジアが減少

iHerb(アイハーブ)のブログ記事に、

N-アセチルシステインの投与で、

遅発性ジスキネジアの症状が減少したとの研究報告が

掲載されています。

 

それによりますと、

NACと統合失調症

という小見出しのところで、

以下の報告がされています。

1日2回1000mg投与のNAC群とプラセボ群にランダム化されました。

NAC群の個人は、陰性症状(無関心、思考不足、引きこもり)が緩やかに改善した他、

全体的な機能の改善および異常不随意運動(すなわち、抗精神病薬を原因とする錐体外路症状)の減少が見られました。

 

 また、

NAC、薬物乱用、依存症

という小見出しのところで、

NACの作用機序は、

ドーパミン他の神経伝達物質に影響を与える物質の慢性使用によって不安定になったグルタミン酸作動性経路を正常に回復することと関係しています。

 

小規模な非盲検研究(参加者24人)では、

大麻使用障害と診断された成人が1日2400mgのNACで治療を受けたところ、

日常の大麻使用の減少と強迫性な大麻使用の減少が報告されました。

 

小規模プラセボ対照研究(参加者29人)では、

ニコチン依存症の成人が1日2400mgのNAC群とプラセボ群にランダム化された結果、

喫煙の減少に有意差はないと報告されました。

 

別の6カ月間の小規模研究の結果は、

1日1200mgのNAC投与で、DNAへのニコチンの有害作用を減らし、常習的喫煙者のがんリスクを減少させる可能性があることを示唆しています。  

 

注目は、グルタミン酸作動経路を正常に回復する機能がある、

というところです。

 

グルタミン酸作動経路は、

ドーパミン作動経路の調節を行っていると言われています。

 

参考文献

www.nirs.qst.go.jp

  

遅発性ジスキネジアは、

ドーパミン作動経路の異常によって起こると考えられていますが、

この事から、

グルタミン酸作動経路の異常も関わっている可能性が高いと考えられます。

 

そこで、N-アセチルシステインの摂取によって、

グルタミン酸作動経路を回復させて、

ドーパミン作動経路の調節を正常化してみるという

アプローチも試してみる価値があると思います。

 

私はアイハーブでNow社のN-アセチルシステインを購入して、

一日1000mg×2で摂取を続けています。

iherb.co

 

記事の元になった、

iHerb(アイハーブ)のブログ記事は以下となります。

jp.iherb.com

遅発性ジスキネジアの治療で実践しているサプリメント

 

 タンパク質

まずは最重要のタンパク質から。

タンパク質はホエイプロテインを飲んでいます。

最もコストがかかるっているのがプロテインで、

限られた予算の中、ヤフーショッピングで、

お手頃な値段のホエイプロテインを飲んでいます。

毎月3Kgまとめて購入。

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タンパク質(ホエイプロテイン)

 ビタミン類

次にビタミン類。

左から順に、

ビタミンA 10000IU

ビタミンB群 全8種類・各50mg入り

ビタミンC 1000mg

ビタミンD3 2000IU

ビタミンE 400IU

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ビタミン類

 ミネラル類

次にミネラル類。

左から順に、

キレート鉄 36mg

キレート亜鉛 30mg

セレン 200mcg

キレートマンガン 50mg

マグネシウム 500mg

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ミネラル類

 その他

次にその他ビタミン・アミノ酸類。

左から順に、

タウリン 1000mg

ナイアシン(フラッシュしないエステル) 500mg

ベンフォチアミン 300mg

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その他(ビタミン・アミノ酸類)

次に、食物繊維。

サイリウム(オオバコ粉末)です。

腸内環境のお掃除のため、

毎日4mg、200mlの水に溶かして飲んでいます。

飲んだ次の日の朝、とってもお通じがいいです。

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その他(食物繊維)

 気を付けているポイント

鉄とビタミンEは一緒に飲むと吸収が悪くなるので、

8時間以上空けて飲んでいます。

ビタミンEは、運動直後に摂取する事でミトホルミシス効果が低下してしまうリスクがあるとの事で、

運動を行わない夜に飲むようにしています。

という事で必然的に鉄の摂取スケジュールが朝で、

ビタミンEが夜にきています。

 

参考

ミトホルミシスとは

alzhacker.com

 

ビタミンEとミトホルミシス効果の低下について

alzhacker.com

 

参考にした情報

参考にしたのは、別の記事で書いた、

神経難病プロトコール

マンガンによる治療法、

リボトリールやセルシンの代わりになる栄養療法

タウリンの重要性

という情報です。

 

予算の都合で、予定よりも少し少な目になっているものもありますが、

いずれ増やしていきたいなと思います。

 

栄養療法は、月、年単位で効果が見えてくるものと思っているので、

気長に地道に続けていくつもりでいます。

 

という事で、

以下のスケジュールでサプリメントは摂取しています。

 

私のサプリメント摂取スケジュール

ホエイプロテイン 20g

ベンフォチアミン 300mg × 2

ビタミンB群 50mg × 1

ビタミンC 1000mg × 2

ナイアシン 500mg × 1

タウリン 1000mg × 1

鉄 36mg × 1

 

 昼

ホエイプロテイン 20g

ビタミンA 10000IU × 1

ビタミンB群 50mg × 1

ビタミンC 1000mg × 2

ナイアシン 500mg × 1

タウリン 1000mg × 1

キレート亜鉛 30mg × 1

セレン 200mcg × 1

キレートマンガン 50mg × 1

マグネシウム 250mg × 2

 

 夜

ホエイプロテイン 20g

ビタミンB群 50mg × 1

ビタミンC 1000mg × 2

ビタミンD3 2000IU × 5

ビタミンE 400IU × 5

ナイアシン 500mg × 1

タウリン 1000mg × 1

 

飲める時に

サイリウム 4g

 

私が摂取しているサプリメントの購入先 

購入は、以下のサイトで全て海外から個人輸入しています。

 

海外のサプリメントの方が、

大容量で高品質、

そしてリーズナブルです。

 

私が活用しているのは、以下の3つです。

 

アイハーブ

日本語で書かれていて、とにかく買いやすいです。

 

また、ほとんどの商品が韓国の倉庫から出荷されますので、

注文してからとても早く届きます。

 

送料は一回の注文で400円ほど。

 

一定額購入すると、送料無料になります。

 

※初めて購入される方は、

以下のリンクから購入して頂くと、

割引コードをわざわざ入力しなくても

自動で初回10%割引となります!

www.iherb.com

 

 

piping rock

アイハーブより、とにかく安いです。

こちらも日本語で書かれているので、

購入がしやすくなっています。

 

クレジットカード決済でエラーがでやすいので、

エラーが出る場合はペイパル決済がお勧めです。

 

大量注文すると、

届かない商品が出たりするようなので、

少量少品種の注文が安全だと思います。

 

送料が必ずかかります。

(800円~重量によって変わります)

 

注文から届くまで10日前後かかるので、

気長に待ちましょう。

 

※初めて購入される方は、

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40ドル(約4000円)未満のお買い上げで5ドル(約500円)、

40ドル(約4000円)以上のお買い上げで10ドル(約1000円)、の割引となります。

jp.pipingrock.com

 

 

プロテインは以下の製品を愛用しています。 

送料無料なので、まずは500gから試して、

次回の注文から1kgや3kgのまとめ買いをするのがおすすめです!

遅発性ジスキネジアに有効の可能性があるマンガンとは?

別の記事で、

リチャード・カニン医師が、

遅発性ジスキネジアの治療に「マンガン」を使用した事を

シェアしました。

masa-jissen.hatenablog.com

 

ところで、

マンガンという栄養素が、

どのようなものなのか気になるところですよね。

 

そこで、

「オーソモレキュラー医学入門」という本の中で、

マンガンについて詳しく解説されているので、

シェアしたいと思います。

 

 

体には10~20mgのマンガンが含まれている。

 

約45%は食事から吸収される。

 

健康な人では一日約4mgが排出され、

平均的な食事には一日2~9mgが含まれている。

 

マンガンは骨、筋肉、皮膚に蓄えられている。

 

血中では鉄の輸送タンパクのトランスフェリンに結合している。

 

食事の供給源として最適なのは、ナッツ、種子、全粒穀物である。

 

熱帯産の果物(新鮮な果物やドライフルーツ)や

茶もマンガンの供給源である。

 

土壌侵食、溶脱、収穫過剰によって土壌中の含有量が減少する。

 

作物が一見健康そうに見えても、マンガンが十分に含まれているかどうかの保証にはならない。

 

植物が成長するのは、人間の栄養必要量を満たすことが目的ではないということは当然である。

 

アルカリ性の土壌ではマンガンの取り込みが減少する。

 

マンガン欠乏は成長不全、骨異常、炭水化物代謝における糖尿病様の変調、ひきつけや痙攣(けいれん)の起こりやすさと関連している。

 

癲癇(てんかん)の子供の約三分の一では血中マンガン濃度が低い。

 

統合失調症患者に亜鉛を経口投与すると銅の排出が三倍増加し、

マンガンを加えるとその排出量はさらに増えることを研究者は発見した。

 

ジマン滴剤(10%の硫酸亜鉛と0.5%の塩化マンガン)を使うと、

統合失調症の治療に非常に有効であることが示されている。

 

重金属(水銀、銅、カドミウム、鉛など)の過剰は皆、

脳の異常を引き起こす。

 

恐らく老化はアルミを含むこれらいくつかの

金属に対する毒物反応である。

 

精神安定剤(トランキライザー) により引き起こされたマンガン欠乏は、

遅発性ジスキネジア(抗精神病薬の副作用としてしばしば出現する反復的不随意運動)の原因となる。

 

主治医がマンガン投与で改善することを知らない限り、

多くの患者にとってこれは不可逆的な症状ということになる。

 

ある研究において遅発性ジスキネジアを伴う

統合失調症患者十五人に対して一日20~60mgのマンガンを使用したところ、

七人が完全に回復し、

全く反応しなかったのは一人だけだった。

 

大半は数日以内に反応した。

 

ナイアシン(ビタミンB3)の併用が必要な者もいた。

 

一般にビタミン療法をすることにより

遅発性ジスキネジアはほとんど消失する。

 

万一出現することがあっても、

マンガンのサプリによって簡単に治療できるだろう。

 

(1)マンガンの摂取

 

マンガンは一日300mgまで用いても比較的安全である。

 

多くの場合、一日100mg以下の用量で十分である。

 

時々、マンガンによって血圧が上がったり

緊張性頭痛が起こることがある。

 

こうした症状が見られたときには

マンガンは中止すべきである。

 

引用元:エイブラハム・ホッファー アンドリュー・W・ソウル 「オーソモレキュラー医学入門」 論創社 201~202ページ

 

ちょっと衝撃的な内容ですが、

遅発性ジスキネジアに試してみる価値はあると思います。

 

私も現在、実践中なので、

別の記事で後日結果を報告したいと思います。

マンガンによる遅発性ジスキネジアの治療例

私が参考にしている、

遅発性ジスキネジアの栄養療法の中に、

アメリカの精神科医・リチャード・カニンの治療例があります。

 

カニンは、マンガンの投与によって、

遅発性ジスキネジアの治療を行っていました。

 

この事について、広島県精神科医の藤川徳美先生が、

ブログで書いているので、

記述のある2つの記事のリンクを

シェアしておきたいと思います。

ameblo.jp

ameblo.jp

 

また、2019年10月に、

ついに「オーソモレキュラー医学入門」の本が、

日本でも発売になって、

リチャード・カニンの、マンガンによる治療が、

この本にも掲載されています。

 

この「オーソモレキュラー医学入門」より、

引用して、シェアしますので、参考にしてみて下さい。

 

遅発性ジスキネジアの治療で初めて大きな成果をあげたのは、

リチャード・クニン医学博士だった。

 

彼は「この症状は、精神安定剤によって引き起こされるマンガン欠乏が原因の可能性がある」と結論付けた。

 

精神安定剤は分子構造的には錯体なので、

マンガンとキレート結合し、

そのマンガンを抱えたままで体外に排出されてしまう事態も起こりうるのだ。

 

マンガンは必須の微量元素であるが、

食物では麩(ふすま)や糠(ぬか)に最も豊富に含まれているため、

現代の食事では他のミネラル同様、

不足しがちである。

 

マンガンの含有量の少ない食事と精神安定剤による治療の組み合わせが

遅発性ジスキネジア症例の原因として、

大半を占めているかもしれない。

 

筋肉の異常運動を防ぐ脳内の錐体外路

マンガンを豊富に保つ必用がある。

 

クニン医師は試しにマンガン濃度を回復させてみようと考えた。

 

ある若い男性がエナント酸フルフェナジン(統合失調症などの慢性精神病の治療に用いる精神病薬で商品名「プロリキシン」)による

遅発性ジスキネジアを発症していた。

 

仮面様顔貌、パーキンソン病様の姿勢と歩行、

四肢の重度の震顫(しんせん)と筋固縮といった症状が見られた。

 

クニン医師は彼にマンガンキレート10mgを

一日三回投与し始めた。

 

たった一日で、震顫と筋固縮がはるかに改善した。

 

二日後にはジスキネジアがすっかり軽快し、

再発することはなかった。

 

さらにクニン医師は、

マンガンで治療した十五人の患者についても結果を報告した。

 

そのうち10人にはビタミンB3も与えられた。

 

四人が劇的に、ほとんど一瞬で治ってしまった。

 

九人は二~五日以内に明らかな改善を示した。

 

一人はマンガン投与に反応しなかったが、

ナイアシンアミドを加えると劇的に改善した。

 

ナイアシンを与えられた九人のうち八人で、

気分や思考の明晰さに改善が見られた。

 

マンガンとビタミンB3を組み合わせた投与により、

遅発性ジスキネジアをわずらう患者十五人のうち

十四人(93%)が改善した。

 

一般に治療も回復も不可能だと見なされている病気としては、

これは驚くべき治療成果である。

 

精神安定剤によって体からマンガンが排出されてしまうということは、

他の必須ミネラルも除去されるのではないか、

という暗い予想にもつながる。

 

薬剤による多くの副作用のうち、

いくつかは亜鉛、銅、クロムなどの欠乏が引き起こされたのかもしれない。

 

精神安定剤で治療する前と後で、

血中および毛髪中のミネラル分析をすることが必要だろう。

 

こうした検査に無頓着ならば、

治療も回復も不可能だと見なされてきた

無数の症状が現れるのも当然のことだ。

 

マンガンの欠乏によって遅発性ジスキネジアが生じたということは、

他の神経筋疾患(神経と筋肉との関係、特に骨格筋の運動神経支配に異常を来した疾患)、

たとえばハンチントン病やフリードライヒ運動失調症も

微量元素の欠乏という観点から研究するべきだということを示唆している。

 

引用元:エイブラハム・ホッファー アンドリュー・W・ソウル 「オーソモレキュラー医学入門」 論創社 306~308ページ

 

いかがでしたか?

 

あと、

これを読んで、マンガンってどんな栄養素?

って思ったと思いますので、

別の記事で、マンガンについて掲載しておきました。

 

そちらも是非チェックしてみて下さい。

masa-jissen.hatenablog.com

 

私も、11/20にキレートマンガンのサプリが届いたので、

マンガンによる治療を実践中です。

後日、こちらの記事に追記か、

別の記事で検証結果は載せていきたいと考えています。

 

リボトリールやセルシンの代わりになる栄養療法

遅発性ジスキネジアの治療でよく使われるのが、
リボトリール(クロナゼパム)や、
セルシン(ジアゼパム)という薬です。

 

これらの薬は、
ベンゾジアゼピン系の中枢神経を直接作動させる薬です。

ベンゾジアゼピン系の中枢神経は
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)という脳内ホルモンで作動する中枢神経で、
神経の興奮を抑制する仕事を担っています。

 

ベンゾジアゼピン系の中枢神経作動薬は、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)に成りすまして、
ベンゾジアゼピン系の中枢神経を作動させる事で、
神経の興奮を抑制します。

 

そうする事で、
睡眠障害の人に眠気が起こるようにしたり、
気持ちを落ち着けたり、
不安な気持ちを抑えたり、
筋肉を弛緩させたり、
けいれんを抑えたりする効果があります。

 

参考文献
厚生労働省
医薬品・医療機器等安全性情報

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000162316.pdf

 

 

私がリボトリールセルシンを服用した時は、
低用量ではありましたが、
一日中頭がボーっとして、
少し前に行った事が全然思い出せなくなりました。

こんな状態がずっと続いたら、
長期的に見たら脳はどうなってしまうのか非常に不安になりました・・・

 

私は、もう薬を何とか辞めたいと思ったので、
薬の他に、安全で同じ効果のあるもので何とかしようと考えました。

 

一つ一つは効果が薄かったとしても、
複数組み合わせればきっと薬と同等か、

もっと高い効果が出せるはずです。

 

そこで、
脳を過剰に興奮させたり、
脳のストレスになり得る外的要因を、
出来る限り減らす事から始めました。

 

例えば、
不規則な生活を見直して、
午前0時までには必ず布団に入るようにしたり、
スマートフォンやパソコンは長時間使用を控えるようにしました。

 

そして、思い切って、

服用開始から3か月目にして、

リボトリールセルシンの断薬をしました。

 

あとは、薬を断薬してから、
カモミールハーブティーを、寝る前に飲み始めました。

 

カモミールに含まれるアピゲニンという物質が、
ベンゾジアゼピン系の中枢神経を作動させる作用がある
という情報があったからです。

 

情報元

diamond.jp

 

一か月くらい毎日夜に飲んでみましたが、
私の場合は、なかなか寝付けない症状があったのが、
大幅に改善されました。

 

あと、薬のようにボーっとしてしまったり、
記憶障害になってしまう副作用も無くて、
楽しく続けることが出来ました。

今でも、寝ずらい時に、飲んでいます。

 

次に出会ったのが、栄養療法で、

この治療法のお陰で、

栄養療法開始から1カ月くらいで、

カモミールティーに頼らなくても、

スムーズに寝る事が出来るようになりました。

 

この治療法に出会ったきっかけは、
「あらゆる不調をなくす毒消し食」という本を
たまたま読んだ事でした。

 

この本の253ページを読んで知ったのは、
ベンゾジアゼピン系の中枢神経を作動させる、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)を作るためには、
タンパク質が必要で、
タンパク質から
L-グルタミンを生成し、
L-グルタミンから
L-グルタミン酸を生成し、
L-グルタミン酸から
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)が生成されるという事でした。

 

まとめてみると、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)は
タンパク質 → L-グルタミン → L-グルタミン酸 → ガンマ・アミノ酪酸(GABA)
という経路を経て体内で生成されます。

 

この生成過程で他にも必要となる栄養素が、
カルシウム、
ビタミンC、
ナイアシン(ビタミンB3)、
ビタミンB6
となります。

 

また、この生成過程では、
胃酸のような酵素も必要なので、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)を作る材料となるタンパク質の他に、
酵素を作るための材料となるタンパク質がさらに必要となります。


ちなみに、ガンマ・アミノ酪酸(GABA)を直接摂取したらいいんじゃないか?
と思うかもしれませんが、
薬と違って、ガンマ・アミノ酪酸(GABA)を口から摂取すると、
脳に行く途中にある血液脳関門と呼ばれるところで、
ブロックされて脳にはほとんど届かないそうです。

参考文献

www.terumozaidan.or.jp

 

やはり、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)の元となる材料、

タンパク質をはじめとして、

カルシウム、
ビタミンC、
ナイアシン(ビタミンB3)、
ビタミンB6、

といったビタミン、ミネラルを、
十分な量、体に入れてあげて、
体内で生成するための材料が常に十分揃っている状態にして、
必要なガンマ・アミノ酪酸(GABA)を
体に十分作ってもらって、
必要な所に配分してもらったほうが、
はるかに安全で効率的だと、

今では思うようになりました。

 

私は、

ガンマ・アミノ酪酸(GABA)の生成に必要な栄養素は、
食事の他に
タンパク質はホエイプロテイン
カルシウム、
ビタミンC、
ナイアシン(ビタミンB3)、
ビタミンB6、
といった栄養素は、
サプリメントからも摂取するようにしています。

 

摂取しているサプリメントは、

こちらの記事で紹介しています。

masa-jissen.hatenablog.com

piping rockのサプリが届きました

piping rockというアメリカの会社のサプリメントをたまたま発見して、

人柱的に注文してみました!

 

今日、ようやく届いたので、レポートしたいと思います。

 

piping rockの製品は、

iherbで売っているサプリメントより、とにかく安いです。

 

今回、iherbでベンフォチアミンを探したのですが、

例えば、

Doctor's Best, ベンフォチアミン、150mg、植物性カプセル360粒 ¥4,357

 

高用量で大容量のが欲しいんですが、

さすがに、4000円オーバーに・・・

 

 困った末に、もっとリーズナブルな製品をネットで検索してみると、

f:id:masa_jissen:20191119201532j:plain

 

おお!

同じくらいの容量で

3000円代の商品が!

しかも、iherbで売っていた製品よりも、

1500円くらい安い・・・・

 

という事で、思い切って買ってみる事に。

 

ホームページは日本語で書かれていて、

注文は割とスムーズに行えました。

 

注文画面で支払方法にクレジットカードを選択して、

配送業者にはヤマト運輸を選択して、

チェックアウトボタンを押して注文完了!

 

のはずが・・・

エラーで注文完了にならない・・・

 

悪戦苦闘の末に、

ペイパル決済で注文完了できました。

 

今回は、

ベンフォチアミン300mg・90カプセル入りのボトル

2個セットと、

遅発性ジスキネジアに有効とされる、

キレート・マンガン50mgも併せて1個買ってみました。

 

配送料は、858円となりました。

 

注文すると、すぐに

「piping rockへようこそ」と、

「piping rock注文確認」というメールの2通が届きました。

 

そして、次の日に、

「piping rock出荷確認」というメールが届きました。

 

次の日には倉庫から出荷され、

ヤマト運輸に引き渡されたとの事!

 

早い!

と、思ったが甘かった・・・

 

ヤマト運輸のトラッキングコードを検索するも、

5日間ほど、情報未登録のエラーが続きました。

 

13日になって、

米国ヤマト運輸から「発送のお知らせ」メールが届いて、

ようやくトラッキングコードに荷物の輸送状況が出るようになりました。

 

それから、飛行機で空輸され、

ラッキング情報が登録されてから、

札幌の自宅には、6日後にようやく届きました!

注文したのが11/8だったので、注文日から11日後に届いた事になります。

結構時間かかりましたね~・・・

羽田から近い関東とかなら、もっと早く届くのかな。

 

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コンパクトな段ボールの箱に、
サプリメントと書類が入っていて、

すきまは梱包用の紙で埋められていました。

梱包はiherbと大して変わらないかなと思いました。

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ベンフォチアミンのボトルはこんな感じ

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中身は1.5~2センチくらいのカプセルでした。

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次にキレートマンガンのボトル

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中身は1cmくらいのラムネのような白い錠剤が入っていました。

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どちらも、飲んでみましたが、

大変飲みやすくて、何の問題もありませんでした。

 

追記:

何カ月か飲んでみましたが、

アイハーブで売られている製品と変わらない品質でした。

 

初回購入時に、

割引コード

FNV876

を入力して頂くと、

初回購入額が40ドル未満の場合は5ドル割引、

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以下のリンクから購入して頂くと、割引コードをわざわざ入力しなくても自動で割引となります。
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