栄養療法による遅発性ジスキネジア治療例(神経難病治療プロトコール)
栄養療法を実践する上で、
どの種類のビタミン、ミネラル、スカベンジャー(抗酸化物質)を重点的に摂取して、
どのくらいの量を摂取するのか決めなければなりません。
そこで参考にしている資料の一つに、
「神経難病治療プロトコール」があります。
特に神経難病に特化した投与例となっているので、
遅発性ジスキネジアにも有効ではないかと考えて、
多発性硬化症が完治した別の投与例と併せて、
参考にさせてもらっています。
それによりますと、
神経細胞の飢餓が神経難病の原因という仮説を元に、
神経細胞に特に必要な栄養素の、
重点的に投与する内容になっています。
ビタミンB1は水溶性ビタミンなので、
使われなかった分は体内からすぐに排出されてしまいますが、
長時間体内に残って持続して効果が続く、
ベンフォチアミン(作用持続性ビタミンB1)を併用する事でビタミンB1の効果を高めているのが特徴なんだなと感じました。
ナイアシンはいくつか種類があって、
というのがあります。
そして、ナイアシンにはフラッシュ(紅潮)という症状が出る場合があります。
ナイアシンの摂取には、事前のフラッシュ対策が必要になります。
ナイアシンアミド、ナイアシンエステルはこのフラッシュがほぼ発生しません。
ただし、ナイアシンアミドについては、高用量で吐き気の副作用が出ている人をSNSなどで結構見かけます。
ナイアシンエステルはフラッシュフリーナイアシンとか紅潮フリーとかいう名前で結構売られています。
ちなみに、私は今ナイアシンアミドを摂取しています。
書かれている投与例は、
(全て一日あたりの投与量)
食事は高たんぱく・低糖質食を基本に、
・プロテイン20g×2回
・フェリチン値100以下なら、フェルム(鉄の補充薬)もしくは、キレート鉄36mg×3錠
・ビタミンB-50×6錠
・ベンフォチアミン150mg×5錠
・ナイアシンアミド500mg×4~6錠(吐き気が出ない最大量を分割して)
・ビタミンC 1000mg×6~12錠(分割投与・腸耐性容量の2/3~3/4)
・ビタミンD 10000IU
・ビタミンE(天然のd-αトコフェロール) 2000IU
・亜鉛(OptiZinc) 30mg×2~3錠
・マグネシウム 400~800mg
・セレン 200mcg
となっています。
フェリチン値というのは、病院の血液検査で検査してもらう数値で、体内の鉄の貯金がどれくらいあるかという値になります。
キレート鉄というのは、日本では売られていませんが、
吸収効率を格段に高めた海外の鉄補充サプリメントです。
ビタミンB-50というのは、
全種類のビタミンB群がそれぞれ50mgづつ入っているサプリメントの事です。
これを参考にさせてもらいながら、
サプリメントの購入に役立てています。
参考にさせて頂いた、元の情報はこちら