栄養 運動 休息で健康になる。 ~まさの遅発性ジスキネジア治療体験~

2009年に向精神薬の副作用でジスキネジアを発症してから、根治を目指して様々な取り組みを実践中!

市販のパンを辞めるだけで全身性ジストニアが改善

facebookジストニア関連のグループに、

マーガリンとショートニングの入ったをパンを辞めて

全身性ジストニアが改善したとの投稿がありました。

 

facebookアカウントをお持ちで、

興味のある方は是非参照してみて下さい。

https://www.facebook.com/dyskaizen2017/posts/1168956299913599

 

facebookアカウントをお持ちでない方のために、

投稿内容を引用したものを掲載しておきます。

全身性ジストニアで歩くのも大変だった30代の男性
市販のパンを止めて(マーガリン、ショートニングが良くないと聞いて)一ヶ月
硬直がとれて体が楽になったそうです。
杖をついて歩いていましたが、杖無しで歩けるようになりました。運動も出来るようになったそうです。
他にやった事は針治療を2回
薬は沢山飲んでいます。状態良くなってきたら少しずつ薬も減らせると良いですね。

 

この内容によると、

マーガリン、ショートニングが体に良くないと聞いて、

市販のパンを食べるのを止めたと書いてあります。

 

私の鍼治療の経験や、

ジストニア患者の掲示板での他の方の報告から、

鍼治療を二回受けただけでここまで改善する事は稀なので、

ほぼ間違いなくパンを食べなくなった事が、

改善の大きな要因と思われます。

 

パンには、神経の働きをおかしくする可能性がある糖質も多いので、

糖質を摂らなくなった事が功を奏したのか、

マーガリン、ショートニングを摂らなくなった事が功を奏したのか、

ハッキリとしない内容ですが、

糖質とマーガリン、ショートニングがたっぷり含まれた、

市販のパンを減らす事で、

ジストニアの症状を改善出来る可能性が示されました。

 

全身性ジストニアだけでなく、

他のジストニアでも試してみる価値はあると思います。

 

この投稿を読んで、

私は、全身性ジストニアについて、

糖質の過剰摂取による慢性的なビタミンB1不足(脚気)によって、

神経の機能がおかしくなった事で発病した可能性と、

マーガリン、ショートニングによって、プロスタグランディンという重要な微調整ホルモンの分泌を慢性的に阻害されて、

神経の機能がおかしくなった事で発病した可能性の

両方を疑っています。

 

この根拠となるサイト2つと、

文献を2つ紹介したいと思います。

 

まずは、 「Organic Life Circle」さんのサイト。

 

ビタミンB1の働きや、

欠乏した時の症状が分かりやすく書かれています。

 

また、アメリカやカナダでは、

精製された小麦粉は、

ビタミンB1欠乏症が起こらないよう、

法律でビタミンB1を必ず添加するよう

義務付けられている事が紹介されています。

 

そして、日本ではビタミンB1を添加する事を義務付ける法律が無く、

給食用の小麦粉にはビタミンB1が添加されている事が紹介されています。

 

このサイトで書かれている事を知った時、

日本のパンを食べ過ぎると、

ほぼ100%ビタミンB1不足になって、

神経障害の症状が現れる可能性が高くなるだろうなと感じました。

 

私も、過去には、毎日大量のパンと白米を食べていて、

ジスキネジアの症状が出る少し前から、

激しい胸の痛みや、午後に激しい眠気に襲われる症状に、

悩まされていました。

 

今は、パンは一か月以上口にしていないし、

白米は一日、ごはん茶碗半分くらいです。

そして、胸の痛みも午後の激しい眠気も今は全くありません。

blog.goo.ne.jp

 

 

次に、栄養療法に詳しい、精神科医の藤川徳美先生のブログ記事をご紹介します。

 

こちらでは主に白米について書かれていますが、

白米や全粒粉以外の小麦粉のような精製糖質が、

代謝される時に、ビタミンとミネラルを沢山消費する事を紹介してくれています。

 ameblo.jp

 

 

次に、ビタミンB1不足で起こり得る事について、

オーソモレキュラー医学入門から引用します。

 

ビタミンB1 = チアミン

 炭水化物 = 糖質

 

炭水化物はチアミンがなくては代謝されない。

 

ピルビン酸が蓄積して毒性レベルまで高まり、

乳酸アシドーシス(乳酸血症)をきたす症例もある。

 

脚気は極東の風土病ではあるのだが、

極東以外の地域であっても、

アルコール依存症、呼吸不良、重度の下痢、抑えが効かない嘔吐といった症状を持つ人々に

チアミン欠乏による脚気をもたらし得る。

 

欠乏の初期症状は疲労感、体重減少、食欲不振である。

 

後に、消化器症状や下肢にチクチクする痛みや感覚異常のような神経学的特徴が現れる。

 

食事の栄養改善のないまま何年間も経過すると、

慢性的な乾性萎縮性の脚気が起こる。

 

患者は下垂足(足の屈筋の麻痺によって起きる、足首から下の部分が下方向に垂れたままになる症状)、

尖足(アキレス腱が縮み、足の甲側が伸びて、足の先端部が足裏の方向に曲がったまま拘縮(こうしゅく)を起こして元に戻らなくなる症状)、

声帯の麻痺といった神経筋障害の病理像を示す。

 

頻脈(ひんみゃく)が常に存在する。

 

脚気がよくある国で母乳で育てられた乳幼児は

非常に危うい状態にある。

 

便秘、嘔吐、腹部鼓脹(腸管内や腹腔(ふくくう)部にガスが充満し、腹部がふくれあがった状態)といった症状に苦しみ、

号泣発作や落ち着きのなさも見られる。

 

ひきつけ(小児が起こす一時的・発作的な全身性の痙攣)が起こることもある。

 

引用元:エイブラハム・ホッファー アンドリュー・W・ソウル 「オーソモレキュラー医学入門」 論創社 153~154ページ

 

 

次に、マーガリン、ショートニングの害について、

三石 巌先生の著書より引用します。

マーガリンやショートニングが有害だという理由は、

単にそれが酸化しやすい脂肪を使っているという点ばかりではない。

 

これらの代用食品は、

もっと重大な危険をはらんでいるのである。

 

マーガリンやショートニングの原料となる

魚の脂肪や植物油は、

常温では液体になっている。

 

したがって、そのままではバターやラードの代用にすることができない。

 

そこで水素を添加して融点を上げ、

常温で固まるようにしたのがマーガリンとショートニングである。

 

ここで問題になるのは、

水素を添加したときに分子の立体形が変わってしまう点である。

 

そこが、バターやラードとは本質的に異なる部分である。

 

かつてドイツで、クローン病と呼ばれる難病が多発して

社会問題になったことがある。

 

口から肛門にいたるまで、消化器官全体に潰瘍を起こすという恐ろしい病気である。

 

しかも自己免疫を起こしてしまうから、

極めて治りにくい。

 

少し快方に向かったと思っても、

自分の免疫システムがそれを「悪い状態」と判断して、

自分の体組織を攻撃しはじめるからである。

 

では、マーガリンの何が有害なのか。

 

それについて私は以前から、

こんな仮説を持っていた。

 

分子の立体形が変わったために、

体内でプロスタグランディンを作れなくなることが、

有害性を生む要因ではないかというものである。

 

そして最近になって、

イギリスの学者の論文に、私の仮説とほぼ同じことが書かれていた。

 

プロスタグランディンとは、

すでに何度か本書に登場したが、

血圧や血液の粘度などさまざまな体機能を微調整するホルモンである。

 

不足すると喘息や脳梗塞などにもつながる、

極めて重要な物質である。

 

たとえば、陣痛促進剤にはこのホルモンが使用されている。

 

本来は、陣痛が起きるべきときになるとプロスタグランディンが体内に作られるのである。

 

この物質は過酸化物なので、

長く体内にあると害をもたらすことになる。

 

しかし、まったく作られないと微調整ができない。

 

諸刃の剣のような物質というわけだが、

生体は合目的的にできているので、

その危険を避けるために、プロスタグランディンは生成されて一~二分もしないうちに素早く働き、

たちまち消えるようになっている。

 

このプロスタグランディンの生成を、

マーガリンやショートニングといった硬化油が

邪魔をするのではないかと私は考えていた。

 

もちろん、ヤマカンや当てずっぽうでそう考えたわけではない。

 

理論的に考えていけば、必然的にそうなるはずだと推論したのである。

 

その仮説が、イギリスの学者の研究によって、

実証されることとなった。

 

引用元:三石巌「医学常識はウソだらけ」祥伝社黄金文庫 211~214ページ

 

引用は以上になりますが、

参考になれば幸いです。

    プライバシーポリシー