栄養 運動 休息で健康になる。 ~まさの遅発性ジスキネジア治療体験~

2009年に向精神薬の副作用でジスキネジアを発症してから、根治を目指して様々な取り組みを実践中!

リボトリールやセルシンの代わりになる栄養療法

遅発性ジスキネジアの治療でよく使われるのが、
リボトリール(クロナゼパム)や、
セルシン(ジアゼパム)という薬です。

 

これらの薬は、
ベンゾジアゼピン系の中枢神経を直接作動させる薬です。

ベンゾジアゼピン系の中枢神経は
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)という脳内ホルモンで作動する中枢神経で、
神経の興奮を抑制する仕事を担っています。

 

ベンゾジアゼピン系の中枢神経作動薬は、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)に成りすまして、
ベンゾジアゼピン系の中枢神経を作動させる事で、
神経の興奮を抑制します。

 

そうする事で、
睡眠障害の人に眠気が起こるようにしたり、
気持ちを落ち着けたり、
不安な気持ちを抑えたり、
筋肉を弛緩させたり、
けいれんを抑えたりする効果があります。

 

参考文献
厚生労働省
医薬品・医療機器等安全性情報

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000162316.pdf

 

 

私がリボトリールセルシンを服用した時は、
低用量ではありましたが、
一日中頭がボーっとして、
少し前に行った事が全然思い出せなくなりました。

こんな状態がずっと続いたら、
長期的に見たら脳はどうなってしまうのか非常に不安になりました・・・

 

私は、もう薬を何とか辞めたいと思ったので、
薬の他に、安全で同じ効果のあるもので何とかしようと考えました。

 

一つ一つは効果が薄かったとしても、
複数組み合わせればきっと薬と同等か、

もっと高い効果が出せるはずです。

 

そこで、
脳を過剰に興奮させたり、
脳のストレスになり得る外的要因を、
出来る限り減らす事から始めました。

 

例えば、
不規則な生活を見直して、
午前0時までには必ず布団に入るようにしたり、
スマートフォンやパソコンは長時間使用を控えるようにしました。

 

そして、思い切って、

服用開始から3か月目にして、

リボトリールセルシンの断薬をしました。

 

あとは、薬を断薬してから、
カモミールハーブティーを、寝る前に飲み始めました。

 

カモミールに含まれるアピゲニンという物質が、
ベンゾジアゼピン系の中枢神経を作動させる作用がある
という情報があったからです。

 

情報元

diamond.jp

 

一か月くらい毎日夜に飲んでみましたが、
私の場合は、なかなか寝付けない症状があったのが、
大幅に改善されました。

 

あと、薬のようにボーっとしてしまったり、
記憶障害になってしまう副作用も無くて、
楽しく続けることが出来ました。

今でも、寝ずらい時に、飲んでいます。

 

次に出会ったのが、栄養療法で、

この治療法のお陰で、

栄養療法開始から1カ月くらいで、

カモミールティーに頼らなくても、

スムーズに寝る事が出来るようになりました。

 

この治療法に出会ったきっかけは、
「あらゆる不調をなくす毒消し食」という本を
たまたま読んだ事でした。

 

この本の253ページを読んで知ったのは、
ベンゾジアゼピン系の中枢神経を作動させる、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)を作るためには、
タンパク質が必要で、
タンパク質から
L-グルタミンを生成し、
L-グルタミンから
L-グルタミン酸を生成し、
L-グルタミン酸から
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)が生成されるという事でした。

 

まとめてみると、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)は
タンパク質 → L-グルタミン → L-グルタミン酸 → ガンマ・アミノ酪酸(GABA)
という経路を経て体内で生成されます。

 

この生成過程で他にも必要となる栄養素が、
カルシウム、
ビタミンC、
ナイアシン(ビタミンB3)、
ビタミンB6
となります。

 

また、この生成過程では、
胃酸のような酵素も必要なので、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)を作る材料となるタンパク質の他に、
酵素を作るための材料となるタンパク質がさらに必要となります。


ちなみに、ガンマ・アミノ酪酸(GABA)を直接摂取したらいいんじゃないか?
と思うかもしれませんが、
薬と違って、ガンマ・アミノ酪酸(GABA)を口から摂取すると、
脳に行く途中にある血液脳関門と呼ばれるところで、
ブロックされて脳にはほとんど届かないそうです。

参考文献

www.terumozaidan.or.jp

 

やはり、
ガンマ・アミノ酪酸(GABA)の元となる材料、

タンパク質をはじめとして、

カルシウム、
ビタミンC、
ナイアシン(ビタミンB3)、
ビタミンB6、

といったビタミン、ミネラルを、
十分な量、体に入れてあげて、
体内で生成するための材料が常に十分揃っている状態にして、
必要なガンマ・アミノ酪酸(GABA)を
体に十分作ってもらって、
必要な所に配分してもらったほうが、
はるかに安全で効率的だと、

今では思うようになりました。

 

私は、

ガンマ・アミノ酪酸(GABA)の生成に必要な栄養素は、
食事の他に
タンパク質はホエイプロテイン
カルシウム、
ビタミンC、
ナイアシン(ビタミンB3)、
ビタミンB6、
といった栄養素は、
サプリメントからも摂取するようにしています。

 

摂取しているサプリメントは、

こちらの記事で紹介しています。

masa-jissen.hatenablog.com

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